導入
「赤ちゃん、ちゃんと息してるかな…?」
夜中に何度も目が覚めて、そっとベビーベッドを覗き込み、赤ちゃんの胸の動きを確認する…。初めての育児を経験するママ・パパなら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。私も第一子の出産後、特に新生児期はSIDS(乳幼児突然死症候群)への漠然とした不安から、常に緊張状態で眠りが浅い毎日を送っていました。
そんな私の睡眠不足と育児ストレスを見かねた夫が見つけてくれたのが、今回ご紹介する「ベビーセンス7」です。正直、約4万円という価格に最初は躊躇しましたが、「これでママが安心して眠れるなら」という言葉に背中を押され、2021年の12月に楽天の「セドナ」というショップで購入を決意しました。
結論から言うと、この買い物は大正解。ベビーセンス7は、私の育児における精神的な負担を劇的に軽くしてくれた、まさにお守りのような存在になりました。この記事では、実際に使って感じたリアルな感想をお伝えします。
この商品について
今回私が購入したのは、楽天の「セドナ」というショップで販売されている「hisense社 Babysense 7 Video + Movement Monitor」です。これは、高画質のカメラ付きベビーモニターと、マットレスの下に設置して赤ちゃんの微細な動き(呼吸による動き)を感知するセンサーパッドがセットになった製品。並行輸入品ですが、購入したショップでは安心の1年保証と、分かりやすい日本語の説明書が付属していました。赤ちゃんの様子を映像と音で確認できるだけでなく、万が一20秒間動きが感知されない場合や、動きの頻度が1分間に10回未満になった場合にアラームで知らせてくれる、非常に心強い見守りシステムです。
実際に使ってみた感想
箱を開けた第一印象は、「意外とシンプル!」でした。海外製品なのでもっと複雑なものを想像していましたが、カメラ、モニター、そして円形のセンサーパッド2枚と、構成はとても分かりやすいです。一番心配だった設置と設定ですが、付属の日本語説明書が写真付きで非常に丁寧だったため、機械に疎い私でも30分ほどで迷うことなく完了できました。
実際に電源を入れてみると、モニターに映し出される映像のクリアさに驚きました。日中は赤ちゃんの表情や肌の色まで鮮明に分かり、夜間の真っ暗な部屋でもナイトビジョン機能で輪郭がはっきりと見えます。そして何より感動したのが、呼吸センサーが正常に作動していることを示す緑のランプの点滅です。この小さな光が、モニター越しに「赤ちゃんは元気に呼吸しているよ」と教えてくれているようで、見るたびに心が安らぎました。
正直なところ、購入前は「アラームが誤作動したら逆にストレスになるのでは?」という懸念もありました。しかし、適切な感度設定をすれば、通常の使用で誤作動することは一度もありませんでした。むしろ、「万が一の時には必ず知らせてくれる」という絶対的な安心感が、私の心に大きな余裕を生んでくれたのです。これは、ただ映像を映すだけのベビーカメラでは得られない、ベビーセンス7ならではの価値だと感じています。
良かったポイント3つ
ポイント1:映像と呼吸センサーのW(ダブル)の安心感
最大の魅力は、やはり「目視」と「センサー」による二重の見守り体制です。カメラでうつ伏せになっていないか、布団が顔にかかっていないかを確認できると同時に、マットレスの下ではセンサーが常に呼吸による体の動きを監視してくれています。特に、風邪気味で呼吸が苦しそうに聞こえる夜や、寝返りを始めたばかりでヒヤヒヤする時期には、このWの安心感が本当に心強かったです。親が心から安心して眠りにつける、その価値は何物にも代えがたいものでした。
ポイント2:設定の簡単さと直感的な操作性
海外製品と聞くと身構えてしまいますが、心配は無用でした。センサーパッドをベビーベッドのマットレスの下に置き、カメラとモニターの電源を入れるだけで、すぐにワイヤレス接続が完了します。モニター側の操作も、ズームや音量調整、マイク機能などがアイコンで表示されているため、説明書を熟読しなくても直感的に使えました。子守唄を流す機能や、室温をモニターに表示してくれる機能も地味に便利で、かゆいところに手が届く設計だと感じました。
ポイント3:クリアな映像と充実したカメラ機能
ベビーモニターとしての基本性能が非常に高い点も、使ってみて満足したポイントです。モニターの液晶画面は十分に大きく、映像も鮮明。赤ちゃんの小さな寝息でお腹が上下する様子までしっかりと確認できます。また、双方向音声通話機能を使えば、親の声を赤ちゃんに届けることも可能です。少しぐずった時に、すぐに寝室へ駆けつけなくてもモニター越しに「大丈夫だよー」と声をかけるだけで、安心して再び眠ってくれることもあり、非常に重宝しました。
注意点や改善してほしい点
センサーパッドの設置には少しコツがいる
この製品のセンサーは、硬く平らな面の上に設置する必要があります。そのため、ベビーベッドの床板が「すのこ状」になっている場合は、センサーの下に別途ベニヤ板などを敷かなければなりません。我が家のベッドもすのこタイプだったので、ホームセンターで薄い板を買ってきて対応しました。購入前に、ご自宅のベビーベッドの仕様を確認しておくことをお勧めします。
モニターのバッテリーは消耗が早め
モニターは充電式で家の中を持ち運べて便利なのですが、映像を常時オンにしているとバッテリーは半日もたない印象です。そのため、夜間は基本的に充電ケーブルを挿したまま使用することになります。日中、リビングとキッチンを行き来する際に持ち運ぶ程度なら問題ありませんが、もう少しバッテリーが長持ちしてくれたら、さらに使い勝手が良くなるなと感じました。
どんな人におすすめか
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初めての育児で不安がいっぱいな新米ママ・パパ
夜中に何度も赤ちゃんの呼吸を確認してしまうような、心配性な方にこそ使ってほしいです。親の精神的な負担が驚くほど軽くなり、睡眠の質が格段に向上します。 -
赤ちゃんと別の部屋で寝ているご家庭
寝室が別々でも、常に赤ちゃんの状態を映像とセンサーで把握できます。安心して自分の時間を持ったり、夫婦の会話を楽しんだり、家事を進めたりすることができます。 -
SIDSのリスクを少しでも減らしたいと考えている方
これは医療機器ではないため病気を防ぐものではありません。しかし、万が一の事態をアラームで知らせてくれる可能性があるというだけで、大きな「お守り」になります。 -
高機能なベビーモニターを探している方
ただ様子を見るだけでなく、室温管理、双方向通話、子守唄、ナイトビジョンなど、多機能なモニターを求めている方にも、きっと満足いただける製品だと思います。
まとめ
ベビーセンス7は、約4万円という価格だけ見ると高価な育児グッズかもしれません。しかし、これがもたらしてくれる「親の心の平穏」と「安心して眠れる夜」を考えれば、私は十分にその価値がある投資だったと断言できます。特に、産後の睡眠不足と不安で押しつぶされそうだった時期に、このモニターがあったおかげでどれだけ救われたか分かりません。
育児の不安を少しでも和らげ、心に余裕を持たせてくれる、最高のパートナーです。私にとっては、数ある育児グッズの中で間違いなく買ってよかったものナンバーワンです。
楽天の「セドナ」さんでは1年保証と日本語説明書が付いてくるので、並行輸入品でも安心して購入できました。楽天で購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

