経済オンチ卒業!「イングランド銀行公式 経済がわかる10章」を読んだら世界の見え方が変わった話

目次

導入

「経済ニュースでよく聞く『金利』や『インフレ』って、正直よくわからない…」「今さら人には聞けないけど、経済の基本くらいは知っておきたいな」なんて思ったことはありませんか? まさに私がそうでした。ニュースを見ていても言葉が頭を素通りする毎日。このままではまずいと感じ、何か良い入門書はないかと探していました。そんなとき楽天で見つけたのが、この「イングランド銀行公式経済がよくわかる10章」です。イギリスの中央銀行が自ら書いた本なら、信頼できるし、きっとわかりやすいはず!という期待を込めて、「京都 大垣書店オンライン」でポチッと購入。結論から言うと、この本は私の経済に対する苦手意識を根底から覆す、まさに「目からウロコ」の一冊でした!

イングランド銀行公式経済がよくわかる10章

この商品について

今回ご紹介するのは、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が公式に出版した経済入門書、「イングランド銀行公式経済がよくわかる10章」です。経済の基本的な仕組みから、お金の役割、インフレーション、金融政策まで、経済を理解する上で欠かせない10個のテーマをわかりやすく解説しています。私は2024年12月10日に、楽天に出店している「京都 大垣書店オンライン」というショップで、2200円で購入しました。公式機関が出版した、信頼性の高い経済解説書です。

実際に使ってみた感想

本が届いてまず驚いたのは、その読みやすさです。「中央銀行の公式本」と聞くと、どうしても堅苦しくて難解なイメージがありましたが、ページをめくるとその印象は一変しました。全ページカラーで、親しみやすいイラストや図解がふんだんに使われており、視覚的にスッと頭に入ってきます。専門用語の使用は最小限に抑えられ、どうしても使わなければならない言葉も、非常に平易な言葉で丁寧に解説されていました。

内容も単なる用語解説集ではありません。「なぜモノの値段は上がるのか?」「なぜ銀行は人々からお金を預かるのか?」といった、経済の根源的な「なぜ?」に答える形で話が進んでいくため、まるで面白い物語を読んでいるかのように引き込まれます。期待していたのは「知識を得ること」でしたが、実際に得られたのは「経済の仕組みを体感的に理解できる感覚」でした。遠い世界の話だと思っていた金融政策が、自分の日々の買い物や将来の貯蓄にどう影響するのか。その繋がりが見えたとき、今までモノクロに見えていた経済ニュースが、急に色鮮やかに見え始めたような感動を覚えました。これは予想をはるかに超える素晴らしい読書体験でした。

良かったポイント3つ

  • 圧倒的な信頼性とわかりやすさの両立
    一番の魅力は、なんといってもイングランド銀行という「本物」が書いていることによる圧倒的な信頼感です。巷にあふれる経済解説本とは一線を画し、情報が正確で偏りがありません。それでいて、専門家ではない一般の読者に向けて、徹底的に言葉をかみ砕いて説明しようという姿勢が随所に感じられます。難しい数式や複雑な理論は一切出てこず、経済学の知識がゼロの人でも安心して読み進められる構成は見事としか言いようがありません。
  • 豊富な図解と身近な例え話
    本書の理解を助けてくれるのが、豊富なカラー図解と絶妙な例え話です。例えば「需要と供給」の仕組みを、人気のコンサートチケットの価格変動に例えたり、「GDP(国内総生産)」を、国全体を一つの大きなパン屋さんに例えて説明したり。私たちの日常生活に根差した具体例を挙げてくれるので、「なるほど、そういうことか!」と直感的に理解できます。文字ばかりの本が苦手な人でも、この本ならきっと楽しく読み通せるはずです。
  • 「なぜ?」に答える本質的な解説
    この本は「インフレとは物価が上がることです」という表面的な説明では終わりません。「なぜインフレは起こるのか?」「なぜ中央銀行は適度なインフレを目指すのか?」といった、一歩踏み込んだ本質的な部分まで丁寧に解説してくれます。この「なぜ?」を理解することで、ニュースで報じられる出来事の裏側にある意図や背景まで考えられるようになりました。断片的な知識が繋がり、経済という大きなシステムの動きを立体的に捉えられるようになったのは、大きな収穫でした。

注意点や改善してほしい点

  • イギリスの事例が中心であること
    イングランド銀行の公式本なので、当然ながら解説に使われる事例の多くはイギリス経済に関するものです。そのため、日本の税制や社会保障制度に直接当てはまらない部分もあります。ただ、経済の普遍的な原則を学ぶ上では全く問題ありません。むしろ、他国の事例を知ることで、日本の状況を客観的に見る良い機会にもなりました。
  • 具体的な投資テクニックは学べない
    この本は、あくまで経済の大きな仕組みや考え方を学ぶための「教科書」です。「どうすれば株で儲かるか」「おすすめの金融商品は何か」といった、具体的な資産運用のテクニックを求めている方には、少し物足りないかもしれません。投資を始める前の「土台となる知識」を身につけるための本、と捉えるのが良いでしょう。

どんな人におすすめか

  • 経済ニュースを理解したい社会人
    「日経新聞を読めと言われたけど、言葉が難しくて挫折した…」という方に最適です。社会人として知っておくべき経済の基礎知識が、この一冊で体系的に学べます。上司や取引先との会話で、自信を持って経済の話題に触れられるようになるはずです。
  • これから就職活動を控える学生
    金融業界やコンサルティング業界を目指す学生にとって、専門書を読む前の「最初の1冊」として非常におすすめです。経済学の全体像を掴んでおくことで、面接での受け答えに深みが増し、その後の専門的な学習もスムーズに進むでしょう。
  • 子どもに「お金」のことを教えたい親御さん
    「銀行って何するところ?」「どうしてお金の価値は変わるの?」といった子どもの素朴な疑問に、親が自信を持って答えられるようになります。イラストも多いので、親子で一緒にページをめくりながら経済の話をするのも素敵な時間になると思います。

まとめ

「イングランド銀行公式経済がよくわかる10章」は、経済への苦手意識を持つすべての人に読んでほしい、まさに「入門書の決定版」と呼べる一冊でした。中央銀行ならではの信頼性と、専門家でない読者に寄り添う徹底したわかりやすさが見事に両立しています。この本を読んでから、今まで呪文のように聞こえていた経済ニュースが、自分たちの生活に関わる重要な物語として理解できるようになりました。経済の基本を学びたいと思っているなら、買って後悔することは絶対にないでしょう。自信を持っておすすめできる良書です。

楽天で購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

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