導入
「日本の借金は1000兆円超え!このままでは財政破綻する…」なんてニュースを聞いて、漠然とした不安を感じていませんか?私もその一人でした。経済の話は難しいし、自分には関係ないと思いつつも、将来のお金のこと、日本の未来を考えると、なんだかモヤモヤする毎日。そんな時、テレビでもお馴染みの藤井聡先生が書かれた『MMTによる令和「新」経済論』という本を楽天で見つけました。レビュー評価も高く、「現代貨幣理論の真実」というサブタイトルに強く惹かれ、2022年の1月10日に思い切って購入。正直、最初は「専門書だし難しいかな…」と少し身構えていました。しかし結論から言うと、この本は私の経済に対する見方を180度変えてくれる、まさに”目からウロコ”の連続な一冊でした!
この商品について
今回私がレビューするのは、2022年1月10日に「bookfan 2号店 楽天市場店」で購入した、藤井聡先生の著書『【送料無料】MMTによる令和「新」経済論 現代貨幣理論の真実』です。価格は1,760円(税込)で、送料無料だったのが嬉しいポイントでした。本書は、近年注目を集めているMMT(Modern Monetary Theory/現代貨幣理論)について、その核心を分かりやすく解説した一冊です。デフレに苦しむ日本の現状を分析し、MMTの視点から具体的な政策提言まで踏み込んでいます。経済学者や専門家だけでなく、私のような一般のビジネスパーソンや学生にも理解できるよう、平易な言葉で書かれているのが特徴です。
実際に使ってみた感想
楽天で注文してから数日で届いた本は、思ったよりもコンパクトで手に取りやすいサイズ感でした。専門書特有の分厚さや威圧感がなく、表紙のデザインもシンプルで好印象です。ページをめくってみると、図やグラフがふんだんに使われており、文章だけで埋め尽くされているわけではないことにまず安心しました。
読み始めてみると、その「わかりやすさ」に驚かされます。経済の専門用語も出てきますが、その都度、身近な例え話や比喩を使って丁寧に解説してくれるので、置いていかれる感覚が全くありません。特に、国家の財政を家庭の家計に例えることの間違いを指摘する部分は、まさに「なるほど!」と膝を打ちました。これまで自分がどれだけメディアの情報を鵜呑みにして、勘違いしていたかを痛感させられました。
期待していたのは「MMTという理論の知識を得ること」でしたが、実際に得られたのはそれ以上の「経済ニュースを自分の頭で読み解く力」でした。対話形式で話が進む章もあり、まるで藤井先生の講義を直接聞いているかのような臨場感があります。難しい経済理論を解説した本というよりは、日本の未来を考えるための「新しい視点」を与えてくれる啓発本に近い読書体験でした。
良かったポイント3つ
この本を読んで特に「買ってよかった!」と感じたポイントを3つに絞ってご紹介します。
ポイント1:圧倒的なわかりやすさ
経済学の知識がゼロに近い私でも、最後まで挫折せずに読み通せたのは、この本の圧倒的なわかりやすさのおかげです。MMTという一見難解なテーマを、図解や身近なたとえ話を駆使して、驚くほどシンプルに解説してくれます。専門用語が出てきても必ず注釈や丁寧な説明があるので、「これってどういう意味だっけ?」と立ち止まることがありませんでした。まるで腕利きの予備校講師が、難しい公式を根本から教えてくれるような感覚で、スルスルと内容が頭に入ってきました。
ポイント2:常識を覆す視点が得られる
「国の借金は国民の資産」「自国通貨建てで国債を発行する政府は破綻しない」など、本書で語られる内容は、私たちがこれまで常識だと思っていたことを根底から覆すものばかりです。最初は半信半疑でしたが、データと論理に基づいた明快な説明に、読み進めるうちに深く納得させられました。この本を読んだ後では、テレビや新聞で報じられる経済ニュースの見え方が全く変わります。情報に流されるのではなく、その裏にある意図や構造を考える癖がつきました。
ポイント3:日本の未来に希望が持てる
本書は、単にMMTを解説するだけでなく、それを日本の現状に当てはめ、どうすればデフレを脱却し、豊かな国を取り戻せるのかという具体的な道筋を示してくれます。「財源がない」という理由で必要な政策が行われない現状に対し、「財源は創れる」という力強いメッセージは、暗いニュースばかりの毎日に一筋の光を投げかけてくれるようでした。読了後には、漠然とした将来への不安が、確かな希望へと変わっていることに気づくはずです。
注意点や改善してほしい点
非常に満足度の高い一冊でしたが、正直なレビューとして気になった点も挙げておきます。
MMTへの批判的な意見への言及が少ない
本書はMMTの正しさを力強く主張する内容であり、その論理は非常に説得力があります。ただ、MMTに対して批判的な立場の意見や、その反論については少し言及が少ないかなと感じました。MMTのメリットと同時に、考えられるリスクや懸念点についてももう少し深掘りした解説があれば、より多角的な視点で理論を理解できたかもしれません。
一度で全てを理解するのは難しいかも
非常にわかりやすく書かれているとはいえ、扱っているテーマは国の経済という壮大で複雑なものです。特に後半の具体的な政策提言の部分は、一度読んだだけでは完全に自分のものとして消化するのは難しいと感じました。本書の価値を最大限に引き出すためには、気になった部分を何度も読み返したり、他の情報と照らし合わせたりする努力が必要かもしれません。
どんな人におすすめか
この本は、以下のような方に特におすすめしたいです。
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経済ニュースに漠然とした不安を感じている人
「日本の借金は大丈夫?」となんとなく思っているなら、この本が明確な答えと安心感を与えてくれます。メディアの情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えるきっかけになります。 -
MMTに興味があるけど、何から学べばいいかわからない人
MMTの入門書としてこれ以上ないほど最適な一冊です。難しい数式や理論の羅列ではなく、物語を読むように理論の本質を理解できる構成になっています。 -
日本の将来を真剣に考えたいビジネスパーソンや学生
これからの日本で何が起こるのか、どうすれば経済は良くなるのか。そのヒントが詰まっています。自分の仕事や将来設計を考える上でも、非常に役立つ視点が得られるはずです。
まとめ
藤井聡先生の『MMTによる令和「新」経済論』は、単なる経済解説書ではありませんでした。それは、私たちが抱える社会への閉塞感や将来への不安を打ち破り、未来への希望を見出させてくれる「思考の武器」のような一冊です。経済に苦手意識を持つ人にこそ、ぜひ手に取ってほしいと思います。この本との出会いが、あなたの世界の見方を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
私は今回、楽天のbookfan 2号店で購入しましたが、ポイントも貯まりますし、送料無料で自宅まで届けてくれるので非常に便利でした。
楽天で購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

