ケット科学LZ-990エスカル膜厚計レビュー|プロが選んだ期待以上の精度と使いやすさ

目次

導入

「塗装の厚みが均一じゃない」「測定値にバラつきがあって信頼できない」——そんな膜厚測定に関する悩み、抱えていませんか?私も以前は、現場で使う膜厚計の精度や汎用性に不満を感じていました。特に、磁性体と非磁性体で測定器を使い分けなければならない手間は、作業効率を大きく下げる原因に。そこで、一念発起して購入したのが、ケット科学(Kett)のLZ-990エスカル デュアルタイプ膜厚計です。

セミプロDIY店ファーストで2020年12月10日に約15万円で購入したこの一台。正直、高価な買い物でしたが、実際に使ってみた結果、その投資は間違いなく正解でした!プロの現場だけでなく、こだわりのDIYでもその真価を発揮してくれる、まさに期待以上の製品です。

ケット科学(Kett) ケツト科学 LZ-990 エスカル デュアルタイプ膜厚計

この商品について

今回ご紹介するのは、「ケット科学(Kett) ケツト科学 LZ-990 エスカル デュアルタイプ膜厚計」です。価格は149,204円で、私はセミプロDIY店ファーストにて2020年12月10日に購入しました。この製品の最大の特徴は、その名の通り「デュアルタイプ」であること。磁性金属素地(鉄や鋼など)と非磁性金属素地(アルミ、銅、ステンレスなど)の両方に対応した膜厚測定が、この一台で可能になります。高精度かつ幅広い用途に対応できる、プロ仕様の膜厚計として定評があります。

実際に使ってみた感想

ケット科学(Kett) ケツト科学 LZ-990 エスカル デュアルタイプ膜厚計

箱を開けてLZ-990エスカルを手に取ったときの第一印象は、「さすがプロ仕様」という堅牢さと洗練されたデザインでした。専用のキャリングケースに収められており、現場への持ち運びも安心感があります。本体は手にしっくりと馴染むサイズ感で、重量も適度にあり、安っぽさは一切感じません。

実際に測定を始めてみると、その使いやすさに驚きました。ボタンは必要最小限にまとめられており、直感的に操作できます。ディスプレイは大きく、バックライトも明るいため、薄暗い作業現場でも測定値がはっきりと読み取れるのは非常に助かります。測定は非常にスピーディーで、プローブを対象面に当てるだけで瞬時に数値が表示され、その安定性にも目を見張るものがありました。

以前使っていた安価な膜厚計では、測定ポイントを少しずらすだけで数値が大きく変動することがありましたが、LZ-990エスカルではそういったストレスは皆無です。キャリブレーションも非常に簡単で、付属の標準板を使えばあっという間に完了。期待していた高精度な測定が、想像以上に手軽に実現できることに感動しました。これにより、塗装の品質管理が格段に向上し、作業効率も大幅にアップしたと実感しています。

良かったポイント3つ

ポイント1:圧倒的な測定精度と安定性

LZ-990エスカルの最大の魅力は、その測定精度の高さと安定性です。ミクロン単位での正確な測定が可能で、何度測ってもほとんど数値のブレがありません。これにより、塗装やコーティングの厚みを均一に管理できるようになり、品質のばらつきを大幅に減らすことができました。特に、重要な部品の塗装厚管理では、この信頼性の高さが非常に大きなメリットとなります。

ポイント2:デュアルタイプによる汎用性の高さ

磁性素地と非磁性素地の両方に対応している点が、現場での作業効率を劇的に改善してくれました。以前は鉄とアルミで異なる測定器を使い分けていましたが、LZ-990エスカル一台で完結するため、持ち替えの手間や機器の管理が不要に。様々な素材が混在する現場でも、迷うことなくスムーズに測定作業を進められるのは、まさしくプロの道具としての真価だと感じます。

ポイント3:直感的な操作性と堅牢な設計

高機能でありながら、操作は非常にシンプルで分かりやすいです。数回使えばマニュアルなしでも扱えるようになり、新人スタッフでもすぐに使いこなせるようになりました。また、現場での使用を想定した堅牢なボディは、多少の衝撃にも動じず、安心して使えます。ディスプレイの視認性も高く、バックライト機能のおかげで暗い場所でもストレスなく作業できるのは、細かながら非常に助かるポイントです。

注意点や改善してほしい点

正直なところ、全体的に非常に満足度の高い製品ですが、あえて気になった点を挙げるとすれば、やはりその価格です。15万円近い投資は、個人で気軽に購入するには少しハードルが高いかもしれません。しかし、その性能と信頼性を考えれば、プロフェッショナルな用途であれば十分に元が取れると納得しています。

もう一点は、バッテリーの持ちについてです。長時間の連続使用では、バッテリー残量が気になるときがありました。もちろん、通常の作業には十分な持ち時間ですが、一日中電源が確保できない屋外作業などで使用する際は、予備のバッテリーを用意するか、ACアダプターが使える環境を整えておくとより安心できるでしょう。

どんな人におすすめか

  • 塗装業者や品質管理担当者で、高精度かつ信頼性の高い膜厚測定が必須なプロフェッショナル。
  • 自動車板金塗装やレストアを手がけるDIY愛好家で、仕上がりの品質に徹底的にこだわりたい方。
  • 金属加工や防錆処理など、材料の厚み管理が重要な製造業の現場担当者。
  • 中古車売買や鑑定において、塗装の履歴や状態を正確に把握し、顧客への信頼性を高めたい方。

まとめ

ケット科学(Kett) ケツト科学 LZ-990 エスカル デュアルタイプ膜厚計は、私の膜厚測定に対する課題を全て解決してくれた、まさに「買ってよかった」と心から思える製品です。圧倒的な測定精度、デュアルタイプによる汎用性の高さ、そして直感的な操作性は、プロの現場はもちろん、ハイエンドなDIYにおいても最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

高価な買い物ではありましたが、その投資に見合うだけの価値と満足感を提供してくれることは間違いありません。膜厚測定に妥協したくない方、作業効率と品質向上を目指したい方には、ぜひ一度試していただきたい逸品です。楽天でチェックを検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

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