高橋洋一・上念司『数字に弱い日本人の超・危険な生活』レビュー!社会の見方が変わった3つの理由

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導入

日々のニュースで飛び交う「数字」に、あなたは本当の意味で納得していますか?政府の発表、メディアの報道、企業のデータ…どれもこれも、なんだか漠然としていて、結局何を信じたらいいのか分からなくなる、そんな経験はありませんか?私自身も、経済ニュースを見るたびに「これって本当にそうなの?」と疑問に思いつつも、深掘りする術を知らずにモヤモヤしていました。

そんな中、以前から気になっていた高橋洋一先生と上念司先生の共著「【送料無料】「数字に弱い」日本人の超・危険な生活 あなたはカモられている?」を、2022年5月10日にbookfan 2号店 楽天市場店で購入しました。正直、専門的な内容で難しいかもと少し不安でしたが、送料無料という点と、両先生のタッグならきっと面白いだろうという期待が決め手になりました。

結果、この本は私の「数字」に対する見方を根本から変えてくれる、まさに目から鱗が落ちるような一冊でした!

この商品について

【送料無料】「数字に弱い」日本人の超・危険な生活 あなたはカモられている?/高橋洋一/上念司

今回ご紹介するのは、「【送料無料】「数字に弱い」日本人の超・危険な生活 あなたはカモられている?/高橋洋一/上念司」です。bookfan 2号店 楽天市場店で1540円(税込)で購入しました。経済学者であり元財務官僚の高橋洋一先生と、経済評論家の上念司先生という強力なタッグが、日本のメディアや政府の発表するさまざまな「数字」の裏側に潜む真実を鋭く分析し、私たちが数字に騙されないための本質的な視点を提供する一冊です。

実際に使ってみた感想

本が届いて最初に感じたのは、タイトルが強烈で「これは読み応えがありそうだぞ」というワクワク感でした。実際にページをめくってみると、想像していたよりもずっと読みやすい構成に驚きました。専門書特有の堅苦しさがなく、高橋先生と上念先生の対談形式で話が進むため、まるで隣で二人の議論を聞いているような感覚で、ぐいぐい引き込まれていきました。

特に印象的だったのは、ニュースでよく耳にするGDPや財政赤字、景気指標といった数字が、いかに恣意的に解釈され、私たちをミスリードする可能性があるのかを具体例を交えて解説している点です。これまで「そういうものか」と受け流していた情報が、この本を読むことで「なるほど、そういう裏があったのか!」と、一つ一つ腑に落ちていきました。

正直、もっと難解な経済理論が並んでいるのかと身構えていましたが、蓋を開けてみれば、日常のニュースをより深く、批判的に読み解くための「思考のヒント」が満載。期待を大きく上回る、知的興奮に満ちた読書体験でした。

良かったポイント3つ

ポイント1:数字の裏側を見抜く力が劇的に身につく

この本を読んで一番良かったのは、これまで漠然と眺めていた数字の「意味」を深く理解できるようになったことです。例えば、政府の財政赤字のニュース一つとっても、数字の絶対値だけでなく、対GDP比でどう見るか、過去との比較でどう評価するかなど、多角的な視点を与えてくれます。これにより、メディアが報じる表面的な情報だけでなく、その背景にある真実や意図までを自分で読み解く力が養われました。

ポイント2:高橋洋一先生と上念司先生の絶妙な掛け合いが面白い

高橋先生の官僚経験に基づく実務的な視点と、上念先生の鋭い経済評論家としての視点が、対談形式で展開されるため、非常にテンポ良く読み進められます。二人の知識と経験が化学反応を起こし、硬いテーマもエンターテイメントのように楽しめます。それぞれの専門分野から異なる角度で切り込むことで、一つの事象に対する理解がより深まり、飽きることなく最後まで読破できました。

ポイント3:具体的な事例が豊富で、すぐに実践できる知識が多い

抽象的な理論だけでなく、実際の政策決定や過去の経済動向、メディアの報道などを具体的な事例として取り上げているため、非常に分かりやすいです。例えば、消費税の増税議論や国の借金問題など、普段から関心のあるテーマが題材になっているため、読んだ知識をすぐに日々のニュースの解釈に応用できます。これにより、社会情勢に対する理解度が格段に向上しました。

注意点や改善してほしい点

正直なところ、全体的に非常に満足度の高い一冊でしたが、あえて気になった点を挙げるとすれば、2つあります。

やや専門用語に馴染みがないと最初のうちは戸惑うかも

全体的に分かりやすく書かれていますが、経済や統計に全く触れてこなかった方にとっては、冒頭部分でいくつかの専門用語に戸惑うかもしれません。しかし、読み進めるうちに丁寧に解説されるため、大きな問題ではありませんが、最初の数ページで挫折しないよう、少しだけ粘り強く読み進めることをおすすめします。

対談形式ゆえの重複表現が一部見られる

両氏の対談形式であるため、同じ趣旨のことが表現を変えて何度か出てくる場面があります。これは対談のリアルさでもありますが、効率的に情報を吸収したい読者にとっては、少し冗長に感じるかもしれません。ただ、それによって重要なポイントが頭に残りやすいというメリットもあります。

どんな人におすすめか

この本は、以下のような方に特におすすめしたい一冊です。

  • メディアの情報を鵜呑みにせず、自分で真実を見抜く力をつけたい人。
  • 経済ニュースや政府発表の数字に苦手意識があるけれど、本質を理解したいと思っている人。
  • 高橋洋一先生や上念司先生のファンで、彼らの議論に深く触れたい人。
  • 日常生活やビジネスにおいて、データに基づいた客観的な判断力を高めたい人。

まとめ

「【送料無料】「数字に弱い」日本人の超・危険な生活 あなたはカモられている?」は、単なる知識の提供にとどまらず、私たちが社会を見る「目」そのものを変えてくれる、まさに必読の一冊でした。この本を読んだことで、日々のニュースがより鮮明に、そして立体的に見えるようになり、情報に惑わされずに自分の頭で考える力が身についたと実感しています。

経済や政治に興味がある方はもちろん、情報社会を生き抜くすべての人に自信を持っておすすめします。私の評価は文句なしの★★★★★(星5つ)です!楽天で購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

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