ミルトン・エリクソン催眠療法入門書レビュー|楽天で買って世界観が変わった3つの理由

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導入

「人の心を理解したい」「もっと効果的なコミュニケーションをとりたい」——そんな漠然とした思いを抱えていませんか?私自身、長年人間関係や自己理解について深く考える中で、心理学やカウンセリングに興味を持つようになりました。特に、その中でも伝説的な存在とされるミルトン・エリクソンの名前は、耳にするたびに「いつか深く学びたい」という憧れがありました。しかし、専門書は難解そう、と二の足を踏んでいたんです。

そんな時、たまたま楽天ブックスで「新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門 [ W・H・オハンロン ]」を見つけました。入門書というタイトルに惹かれ、思い切って2020年3月11日にポチッと購入。正直なところ、専門書特有の難解さに挫折するかもしれないという不安もありましたが、実際に読んでみた結果、私の世界観を大きく変える一冊となりました!期待をはるかに超える学びと発見があったので、今回はその魅力を正直にお伝えしたいと思います。

この商品について

今回ご紹介するのは、心理療法界の巨匠ミルトン・エリクソンの催眠療法のエッセンスを、W・H・オハンロン氏が分かりやすく解説した「新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門」です。価格は3740円で、私は2020年3月11日に楽天ブックスで購入しました。この本は、単なる催眠術のハウツー本ではなく、エリクソンが実践した独自のコミュニケーションスタイルや、クライアントの潜在能力を引き出すためのアプローチを学ぶための入門書となっています。新装版として、より現代的な視点も加わり、心理学やカウンセリングに興味を持つ人々にとって、エリクソンの世界への第一歩となるように構成されています。

新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門 [ W・H・オハンロン ]

実際に使ってみた感想

楽天ブックスから届いたこの本を手に取った時の第一印象は、「意外と読みやすそう」でした。専門書特有の堅苦しい装丁ではなく、穏やかな色合いとシンプルなデザインが、心理学の入門書としての親しみやすさを感じさせました。ページをめくると、まず驚いたのは、エリクソンの催眠療法がいかに「日常のコミュニケーション」に根ざしているか、という点です。

正直なところ、「催眠療法」と聞くと、マジックのような怪しいイメージや、専門的なテクニックの羅列を想像していました。しかし、実際に読んでみると、エリクソンのアプローチは、相手の言葉や非言語的なサインに注意深く耳を傾け、その人自身の内側にあるリソースを引き出すという、非常に人間的で温かいものでした。専門用語ばかりで頭が痛くなるかと思いきや、具体的な対話例やクライアントとのエピソードが豊富に盛り込まれており、まるでエリクソンのセッションを隣で見学しているかのような感覚で読み進めることができました。

期待していたのは「催眠療法の技術」でしたが、実際に得られたのは「人との関わり方、視点の変え方」という、より普遍的で実践的な知恵でした。特に、クライアントの抵抗をいかに活用するか、という逆説的なアプローチには目から鱗が落ちる思いでしたね。この本は、単に知識を授けるだけでなく、読み手の固定観念を揺さぶり、新たな視点を与えてくれる力を持っていると感じました。

良かったポイント3つ

ポイント1:エリクソンの実践哲学が凝縮されている

この本は、単なるテクニック集ではありません。エリクソンがクライアントとどのように向き合い、彼らの内なる力を信じ、引き出していったのかという、その哲学が丁寧に解説されています。特に印象的だったのは、問題解決の鍵はクライアント自身の中にあるという信念と、その信念に基づいた柔軟なアプローチです。これを読むことで、表面的な問題解決ではなく、本質的な変化を促すための深い洞察が得られました。

ポイント2:具体的な対話例が豊富でイメージしやすい

催眠療法と聞くと抽象的で分かりにくいと思われがちですが、本書にはエリクソンとクライアントとの実際の対話例が数多く掲載されています。これにより、エリクソンがどのような言葉を使い、どのようなタイミングで介入していたのかが非常に具体的にイメージできます。専門用語の解説もそこそこに、実践的な会話の流れを通じて学ぶことができるため、心理学初心者でも挫折しにくい構成だと感じました。

ポイント3:日常生活に応用できるヒントが満載

本書で紹介されるエリクソンのアプローチは、カウンセリングの現場だけでなく、私たちの日常生活における人間関係や自己理解にも大いに役立つものです。相手の言葉の裏にある意図を汲み取ったり、自分の内なる声に耳を傾けたりする方法は、仕事での交渉、友人との会話、子育てなど、あらゆる場面で応用可能です。読後には、人とのコミュニケーションに対する見方が大きく変わるのを実感しました。

注意点や改善してほしい点

正直なレビューとして、いくつか気になった点もあります。本書は入門書としては非常に優れているのですが、やはり専門書であるため、一部の専門用語については、もう少し丁寧な解説や図解があれば、より理解が深まったかもしれません。特に、催眠現象に関する神経科学的な説明などが加われば、さらに納得感が得られたのではないかと感じます。

また、エリクソンのアプローチは非常にユニークで奥深いため、本書だけではその全貌を理解するのは難しいと感じました。もちろん入門書なので当然ですが、「もっと深く知りたい」と思った時に、次に読むべき書籍や参考文献のガイドがもう少し充実していれば、学習のロードマップが描きやすかったかもしれません。

どんな人におすすめか

  • 心理学やカウンセリングに興味があるけれど、何から手をつけていいか分からない初心者の方に特におすすめです。難解な理論よりも実践的なアプローチから学びたい人にぴったりです。
  • 人とのコミュニケーション能力を高めたい、人間関係を円滑にしたいと考えている方は、エリクソンの対話術から多くのヒントを得られるでしょう。
  • 自分自身の固定観念を打ち破り、新しい視点や考え方を身につけたい方にも最適です。この本は、あなたの世界観を広げるきっかけになるはずです。
  • ミルトン・エリクソンという伝説的なセラピストの思想や実践に触れてみたい方にとって、彼の哲学への素晴らしい入り口となるでしょう。

まとめ

「新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門」は、私の心理学への興味をさらに深め、日常生活における人との関わり方、そして自分自身との向き合い方に大きな変化をもたらしてくれた一冊です。単なる催眠療法の技術書ではなく、人間理解とコミュニケーションの本質を教えてくれる哲学書のような深さがあります。

専門書でありながらも、非常に読みやすく、エリクソンの温かい人間性が伝わってくるような文章は、読み終えた後も心に残るものでした。この本を読んで、私は人の可能性を信じることの重要性、そして柔軟な視点を持つことの価値を改めて学びました。

もしあなたが、心理学や人の心に興味があるなら、あるいは日々のコミュニケーションに新たな視点を取り入れたいと考えているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。私の個人的なおすすめ度は★★★★★です!楽天で購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

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