「やる気が上がる8つのスイッチ」読書レビュー|コロンビア大学の科学で行動が変わった3つの理由

目次

導入

「なんだか最近、やる気が出ないな…」「モチベーションが続かなくて、目標達成が遠のいている気がする…」そう感じていませんか?私もまさにそんな悩みを抱えていました。仕事でもプライベートでも、新しいことに挑戦しようと思っても、なかなか一歩が踏み出せない。自己啓発本を読んでも一時的な効果しかなく、根本的な解決には至らない。そんな悶々とした日々を送っていた2020年2月17日、私は楽天ブックスで一冊の本に出会いました。それが「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」です。コロンビア大学という権威性と、「8つのスイッチ」という具体的なアプローチに惹かれ、藁にもすがる思いで購入を決意。結果として、この本は私のモチベーションに対する考え方を根底から覆し、行動を大きく変えるきっかけとなりました。

この商品について

今回ご紹介するのは、コロンビア大学のモチベーション心理学シリーズから出版されている「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」です。価格は1540円で、私は楽天ブックスにて購入しました。この本は、単なる精神論や根性論ではなく、コロンビア大学の最新のモチベーション心理学研究に基づき、人がやる気を出すための具体的な8つのメカニズム(スイッチ)を科学的に解説しています。なぜ人はやる気を失うのか、どうすれば持続的なモチベーションを維持できるのか、その答えがこの一冊に詰まっています。

実際に使ってみた感想

本が届いてまず感じたのは、専門書でありながらも意外と読みやすいということです。分厚すぎず、適度に図解もされているため、心理学の知識がなくてもスラスラと読み進めることができました。特に「スイッチ」という表現がとても分かりやすく、自分のモチベーションがどのスイッチに該当するのか、どうすればそのスイッチをオンにできるのかを具体的にイメージできたのが大きな収穫でした。

読み進めるうちに、これまで私が抱えていた「やる気が出ない」という漠然とした悩みが、実は具体的な原因と対処法があるのだと理解できるようになりました。例えば、「目標設定の仕方」一つとっても、その科学的なアプローチを知ることで、これまでいかに非効率な目標設定をしていたかを痛感しました。

この本の最も驚くべき点は、単なる知識提供で終わらない、その実践性の高さです。各スイッチについて解説された後には、すぐに日常生活や仕事で試せる具体的なアドバイスが豊富に盛り込まれています。読後すぐにいくつか試してみたところ、本当に小さなことですが、確実に自分の行動に変化が表れ始めたのです。例えば、これまで後回しにしていたタスクに、以前よりもスムーズに取り掛かれるようになったり、挫折しそうになった時に、この本で学んだ「スイッチ」を意識的に切り替えることで、再び前向きな気持ちになれたりしました。まさに「やる気は待つものではなく、作るもの」という意識に変わった瞬間でした。

良かったポイント3つ

ポイント1:科学的根拠に基づいた信頼性

この本の最大の魅力は、コロンビア大学という一流の研究機関が培ってきたモチベーション心理学に基づいている点です。巷にあふれる自己啓発書の中には、個人の経験則や精神論に偏ったものも少なくありませんが、本書は科学的なデータと研究結果を基に、なぜやる気が出ないのか、どうすればやる気を持続できるのかをロジカルに解説しています。これにより、納得感が非常に高く、漠然とした不安ではなく、確かな知識として自分の行動に落とし込むことができました。

ポイント2:実践的で具体的な「8つのスイッチ」

「やる気が上がる8つのスイッチ」というタイトルが示す通り、本書ではモチベーションを司る具体的な8つのメカニズムを提示しています。目標設定、報酬、自己効力感、他者との関係性など、多角的な視点からやる気を引き出す方法が解説されており、抽象的な話で終わることがありません。自分はどのスイッチが弱っているのか、どのスイッチを強化すれば良いのかが明確になり、日常生活や仕事ですぐに試せる具体的なアクションプランが見つかる点が非常に優れています。

ポイント3:モチベーションの「持続」に役立つ

一時的なやる気は出せても、それを維持するのが難しいと感じる人は多いでしょう。この本は、単にやる気を「出す」だけでなく、それを「持続」させるための考え方や戦略に重点を置いています。挫折しそうになった時や、モチベーションが低下した時に、どのように立て直し、再び前向きに進むべきか。そのための具体的なヒントが随所に散りばめられています。自己理解が深まり、自分のモチベーションを自分で管理できるようになる感覚は、まさに一生もののスキルだと感じました。

注意点や改善してほしい点

読むだけでは変わらない

この本は非常に実践的ですが、あくまで「知識」を提供するものです。ページをめくるだけでモチベーションが自動的に上がるわけではありません。書かれている内容を理解し、実際に自分の生活や仕事に取り入れて行動することで初めて効果を実感できます。読みっぱなしにしてしまっては、宝の持ち腐れになってしまう可能性があるので注意が必要です。

専門用語が少し難しい箇所も

モチベーション心理学に基づいているため、一部に専門的な用語や概念が登場します。丁寧に解説されているため、読み進めれば理解できますが、普段あまり読書をしない方や、心理学に馴染みのない方にとっては、少しだけハードルが高いと感じる箇所があるかもしれません。しかし、その分得られる学びは非常に大きいです。

どんな人におすすめか

  • 「やる気が出ない」「モチベーションが続かない」と悩んでいる人
  • 自己啓発本を読んでも一時的な効果しか感じられなかった人
  • 科学的根拠に基づいた、本質的なモチベーション維持法を知りたい人
  • 仕事や勉強でパフォーマンスを向上させたいと考えている人
  • 自分の行動や心理を客観的に理解し、自己管理能力を高めたい人

まとめ

「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」は、私のモチベーションに対する考え方を大きく変えてくれた一冊です。単なる精神論ではなく、科学的根拠に基づいた具体的なアプローチが、停滞していた私の日常に確かな変化をもたらしてくれました。この本を読んでから、物事に対する向き合い方が変わり、以前よりも積極的に行動できるようになっています。もしあなたが、やる気が出なくて困っている、モチベーションが続かないと感じているなら、ぜひ一度手に取ってみることを強くおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次